電話対応が上手い看護師の特徴

病院で働く看護師にとって外部から掛かってくる電話の対応は大事な業務の一つといえる。通常の看護師業務と同様に個人差が出やすいこの電話対応が上手いと言われる人の大きな特徴が言葉の滑らかさだ。プライベートとは異なり業務の電話対応にはいくつかのマニュアルが用意されていて、パターンの組み合わせで会話を成立させることが基本となる。電話対応のレベルが低い人はこのパターンをよく理解していないため、スムーズに会話をすることができない。一方で対応レベルの高い人は、瞬時に理解して適切な言葉を選択できるので話の内容に関係なく饒舌なやり取りができる。

言葉使いの丁寧さも上手い人の特徴の一つだ。電話に限らず丁寧語、尊敬語といった敬語を正しく使いわけることは社会人としての基本マナーとされている。それぞれの意味を知らずに聞きかじった知識で使ったことで相手に悪い印象を与えてしまう失敗例は少なくない。電話対応のレベルが高い人は単語の意味や使う場面が頭に入っているので適切な言葉選びで好印象を与えることができる。病院に掛かってくる電話は患者や家族からの問い合わせだけでなくビジネス関連の物も多いため、最低限の敬語は身に付けなくてはいけない。

受け答えや言葉使いと並んで電話対応で重要となるのがボリュームだ。受話器に耳を付けて会話をする電話ではボリュームが大き過ぎると相手に不快な思いをさせてしまいかねない。常に一定のトーンで話せるのも対応レベルが高い人ならではの特徴だ。このような対応レベルが高い先輩看護師などを参考にすることで、電話対応が苦手な看護師は苦手意識を克服できるかもしれない。